２０歳女性が行方不明=写真公開で情報呼び掛け―沖縄県警 へのコメント（No.438）

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時事通信

女性は自宅近くで
襲われたとみられ、
県警は容疑者の事件前後の行動を詳しく調べている｡

遺体は１９日、女性の自宅から約１７ｷﾛ離れた恩納村の県道沿いの雑木林で見つかった｡


◇基地撤去求め､静かな怒り＝追悼と抗議１２００人

女性会社員（２０）が遺体で見つかり、元米海兵隊員で軍属の男が死体遺棄容疑で逮捕されてから初めての週末となった２２日、在沖米軍司令部のある米軍キャンプ瑞慶覧（同県北中城村など）ゲート前で、追悼と抗議の集会が開かれた｡

約１２００人（主催者発表）が静かにフェンス沿いを歩き、米軍の撤退などを求めた｡

集会の冒頭、参加者は黙とうをささげた｡

主催者の一人で女性団体代表の高里鈴代さん（７６）は「どんなに心を鎮めて黙とうしても、奪われた女性の未来を取り戻すことはできない」と涙声で話し、全ての基地・軍隊の撤退を日米両政府に求める要求書を読み上げた｡

「なぜ同じ憂き目を」｡

沖縄市の看護師仲井間小夜子さん（８９）は「いてもたってもいられなくて」と集会に足を運んだ｡

太平洋戦争末期、
多くの人が崖から飛び降り犠牲となったサイパンにいた｡

「命からがら帰ってきたのに、沖縄は植民地扱い。基地は全面撤去しかない」
と力を込めた｡

豊見城市の会社員普天間有美さん（２７）は「どんなに怖く、苦しかっただろうと思うと悔しくて」と目をうるませる｡

「自分が生まれる前も生まれてからも事件は起きている。声を上げ続けなければ犠牲になった女性が報われない」と語った｡

集会では花を持って参加する人や、配られた黒いリボンに追悼と抗議の気持ちを込め、基地のフェンスにくくり付ける人の姿も見られた｡

米軍基地前で行われた追悼と抗議の集会=22日午後､北中城村