• No.209 春雨サラダ

    16/05/20 10:09:58

    朝日新聞

    翁長知事「基地あるがゆえ」 怒る沖縄、辺野古に影響も

     重大事件が起きた。
    オバマ米大統領の訪日を控え、沖縄県議選や参院選といった米軍普天間飛行場
    (宜野湾市)の県内移設の是非が主要な争点となる選挙も続く時期。

    繰り返される「基地の島」での事件は、移設をめぐる沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事と安倍政権の対立をさらに激化させかねない。

     翁長知事は19日夜、米軍普天間飛行場の同県名護市辺野古への移設計画に反対する姿勢を伝えるため出張していた米国から帰国したばかり。

    成田空港で記者団に
    「連邦議会議員、有識者らに沖縄の米軍基地がいかに理不尽な形で置かれているかと話してきた。
    その矢先に、基地があるがゆえの事件が起きてしまった」
    と語った。

     翁長氏を支える県議らも一斉に批判の声を上げた。

    被害女性が住むうるま市選出の山内末子県議は「あまりにひどい事件で言葉にならない。沖縄の人なら誰でも怒りを覚える」。

    新里米吉県議も
    「基地問題を解決するには、基地を減らしていくしかない」と憤った。

     警察庁によると、全国の警察が検挙した米軍人と軍属、その家族による刑法犯事件はここ数年、数十件で推移。

    昨年は76件(82人)だった。

    このうち沖縄は34件(42人)と、半分近くを占めている。
     今年3月にも観光客の女性に性的暴行を加えたとして海軍兵が準強姦(ごうかん)容疑で逮捕されている。

     今回の事件を受け、ある県議の陣営関係者は「県民は再び基地集中の矛盾に目を向けざるを得なくなる。『辺野古』への反発もさらに燃え上がるかもしれない」と指摘する。


    ■日テレNEWS24

     米国「最大限深刻にとらえる」

     容疑者逮捕についてホワイトハウスのアーネスト報道官は会見で、「アメリカはこの状況を最大限深刻にとらえる」と強調した。

     また報道官は「恐ろしい悲劇であり非道な行為だ」「被害者の家族と友人に、最も深い哀悼の意を表す」と述べている。
    記者の質問に答える沖縄県の翁長雄志知事=19日午後8時31分、成田空港

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