【熊本地震】錦織圭が避難所にマットレス1000枚を寄附

◆錦織、熊本へ７０００万円分マットレス送る

　男子プロテニスの錦織圭（２６）＝日清食品＝が２２日、自身のブログで熊本地震の避難所に、マットレスを１０００枚送ることを明かした。現在、３連覇を目指すバルセロナ・オープンに出場中の錦織は大地震の報道や、長期化する避難生活を送る人々に胸を痛め、「今自分ができることを考え、自分も使っているマットレスを１０００枚、避難所へ送ることにしました」とつづった。

　錦織が愛用するマットレスは、スポーツ選手も多く愛用するエアウィーヴ社製。基本仕様のもので１枚７万円（税抜き）し、１０００枚送るとなると総額７０００万円以上もの大きな支援となる。錦織は東日本大震災の起きた２０１１年からシーズンオフの１１月に有明でテニスのイベントを行い、収益金の一部を震災地支援に充ててきた。

　今回は、今できることとして、避難所で生活を送る人々への目に見える支援を決意。「まだまだ数は足りないかもしれませんが、一人でも多くの人の体を休められるのに役立ってもらえばと思います。もう少しの間みなさんには踏ん張ってこの苦難を乗り越えてほしいです」と遠く熊本を思いやった。

　自身はクレーコートでも最も得意とするバルセロナで快勝を続けている。強い姿を見せることで、勇気を与えている錦織は「たくさんの子供たちの笑顔が見られるように、僕もテニスコートに全力で向かいます」と宣言。マットレスとともに、世界に立ち向かう姿を見せることで、被災地に勇気を届ける。

2016年4月23日6時0分 スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/sports/ballsports/20160422-OHT1T50139.html