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- 16/04/17 17:55:43
時事通信 4月17日 15時38分配信
【サンパウロ時事】南米エクアドルの太平洋沿岸で16日午後6時59分(日本時間17日午前8時59分)ごろ、強い地震が発生し、少なくとも77人が死亡した。
米地質調査所(USGS)によると、マグニチュード(M)は7.8。日本への津波の影響はない。陸橋が倒壊するなどしており、政府は6州に緊急事態を宣言。被害状況の確認を急ぐとともに、軍や警察を投入して救助活動を行っている。
震源地は首都キトから西に約170キロで、震源の深さは約19.2キロ。1979年以来の大きな地震で、直前にもM4.8の地震が確認された。グラス副大統領は、負傷者は約600人に上るとした上で「残念ながら死者はさらに増えるだろう」と語った。
在エクアドル日本大使館によると、日本人の被害は確認されていない。
最も甚大な被害が出たマナビ州では26人が死亡。最大都市グアヤキルでも、崩れた陸橋の下敷きになるなどして2人が死亡した。地元紙ウニベルソによると、ショッピングセンターの天井が崩れ、住宅が倒壊するなどの被害が相次いだ。首都の一部でも停電が発生した。
エクアドルは石油輸出国機構(OPEC)の加盟国。ロイター通信などによると、地震による石油生産への影響はないものの、震源地に近いエスメラルダスは大規模な停電が続いており、製油所が操業を停止した。
外遊中のコレア大統領は、ツイッターで「国民はいまこそ団結してほしい」と呼び掛け、帰国を急ぐ方針を明らかにした。
AFP通信などによると、隣国ペルーの北部やコロンビア南部でも強い揺れが感じられたが、被害は確認されていない。
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