- ニュース全般
-
そもそもこのような公式練習中のニアミスや接触はフィギュアスケートではよくあることです。
本来であれば一人で演技を行うリンクに、臨戦状態の選手たちを複数同時に練習させるのです。問題が起きない方が不自然です。
衝突事故もたびたび起こっています。
自身の曲かけ練習中であっても、思い通りに練習できないという状況は決して全く珍しいものではなく、良くあることなのです。
しかし今回の報道を受け、ネット上にはテン選手が羽生選手にニアミスしそうになった過去の練習シーンを探し出し、晒.しものにするという事態にまで発展しています。
他の選手同士がニアミスや接触をしているシーンも沢山あるというのに、この二人が接近したシーンだけをつなぎ合わせて編集した動画が出回っているのです。
最初に羽生選手の言葉を聞いた日本の記者が記事にし、それを海外の記者が報道し、世界中に散らばる羽生選手のファンが感情だけでテン選手を侮辱する事態が続いています。和解したと発表した現在もです。
この件の一番の問題は、一人の選手の憶測に過ぎない言動を裏付けもとることなく鵜呑みにして報道した点にあると考えています。
1年の集大成となる大きな大会で気が高ぶっている選手の「たぶん」という言葉を、真実であるかのように報道することがまっとうな報道でしょうか?
ましてや現地でスケーターを取材するような記者は、このようなニアミスは良くあることだと知っているはずです。
それを面白おかしく報道し、人種差別にまで発展させたメディアは自身の報道に対して責任を持つべきです。(終)
https://t.co/Pfcz7Morkh
↑こちらから署名が可能です
賛同者の署名は以下の宛先へ届けられます
放送倫理・番組向上機構- 0
16/04/17 15:34:42