福岡県福智町の同和団体委員長を詐欺容疑で逮捕

ＮＨＫ 4月6日

福智町の人権・同和対策課の課長がいわゆるカラ出張をしたとして逮捕された事件で、地元の同和団体の委員長が県外の会合への出席を装う嘘の申請をして町の助成金をだまし取っていた疑いがあるとして、詐欺の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、福智町にある「部落解放同盟福智連絡協議会」の委員長、原田正容疑者（８６）です。
この事件は福智町人権・同和対策課の課長、鈴木秀一容疑者（６０）がことし２月、いわゆるカラ出張で架空の経費を請求し町から１０万円余りをだまし取ったとして詐欺の疑いで逮捕されたものです。
その後の警察の調べで、原田委員長が去年１１月、長野県で開かれる会合に出席するように装う嘘の申請をして福智町から助成金およそ４０万円をだまし取った疑いがあることがわかったということです。
警察は、原田委員長を詐欺の疑いで逮捕しました。
捜査関係者によりますと、原田委員長は、鈴木課長が東京への出張を装って大分県内でギャンブルをしていた際にも一緒にいたということです。
警察は２人が仕事などを通じて親しい関係にあったとみて、詳しいいきさつを調べています。