千葉・柏の連続通り魔事件、控訴審でも無期懲役判決

News i - TBS

　おととし、千葉県柏市で起きた連続通り魔事件の控訴審判決で、東京高裁は、強盗殺人などの罪に問われた男に、１審と同じく無期懲役を言い渡しました。

　柏市の無職、竹井聖寿被告（２６）は、おととし３月、柏市の路上で会社員の男性（当時３１）をナイフで刺して殺害し、現金などを奪ったほか、別の男性３人を脅し、車や財布などを奪った強盗殺人などの罪に問われました。

　１審では無期懲役の判決を受け、控訴審で弁護側は、「服用していた抗うつ薬の影響で事件を起こした」などと主張していました。

　３０日の判決で東京高裁は、「被告人の粗暴な行動傾向は少年時からのもので、薬の服用の影響とは認められない」「犯行時には一貫して合理的な行動をとっていて、完全責任能力はあった」と指摘し、竹井被告に１審と同じ無期懲役を言い渡しました。（30日14:15）