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- 16/03/25 13:24:05
昭和60年から平成6年にかけて、大阪で小学生を含む5人の女性を相次いで殺害したとして、殺人などの罪で死刑が確定した鎌田安利死刑囚ら、2人の死刑が、25日午前、執行されました。
死刑が執行されたのは、鎌田安利死刑囚(75)と、吉田純子死刑囚(56)の2人です。
鎌田死刑囚は、昭和62年に大阪で、当時小学3年生だった9歳の女の子を殺害したうえ、家族に身代金を要求するなど、昭和60年から平成6年までの間に合わせて5人の女性を殺害したとして、殺人などの罪に問われました。
鎌田死刑囚は無罪を主張しましたが、1審と2審は死刑を言い渡し、平成17年に最高裁判所が「わいせつ目的や借金をめぐるトラブルなど身勝手な動機で5人もの女性を殺害した、あまりにも悪質な犯行だ」として上告を退け、死刑が確定していました。
吉田死刑囚は、平成10年から11年にかけて福岡県で、看護師仲間の女3人とともに、仲間の夫2人を薬物で眠らせて、血管に空気を注射するなどして殺害し、6700万円余りの保険金をだまし取ったとして、殺人や詐欺などの罪に問われました。
吉田死刑囚は「犯行を主導したのは自分ではなかった」と主張しましたが、1審と2審はいずれも死刑を言い渡し、平成22年に最高裁判所が「医療の知識と経験を悪用した犯行で、首謀者であることは明らかだ」として上告を退け、死刑が確定していました。
この事件で、吉田死刑囚とともに起訴された仲間の3人のうち、1人は1審の途中で死亡し、残りの2人は無期懲役と懲役17年の判決が確定しています。
第2次安倍内閣以降で死刑が執行されたのは、去年12月以来、9回目で、合わせて16人になりました。
NHK WEB ニュースより
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