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- 16/03/16 23:43:29
朝日新聞デジタル
北海道立オホーツク流氷科学センター(北海道紋別市)が主催した写真コンテストで、クジラの死骸の上に男性が立ち、ガッツポーズをしている姿を撮影した作品が最優秀賞に選ばれた。
問題となっているのは9日に発表された第25回「オホーツクの四季」写真コンテストで最優秀賞を受けた作品「征服」。北見市の男性が撮影し、審査結果はセンターのホームページで発表されたほか、北海道新聞にも掲載。
同センターによると、「生命を侮辱している」などの批判や、審査員の判断を疑問視する声などが電話で寄せられたという。
また、ツイッター上でも
「自然と命を冒涜(ぼうとく)しているようにしか見えない」
「なんか嫌な感じ」
「すばらしき『オホーツクの四季』に呆(あき)れました」
などの批判が相次いだ。
コンテストには北海道を中心に、全国の62人から計118点の応募があり、道写真協会の女性会員が審査。女性は「選評」の中で、「海岸に流れてきた?クジラに乗ってヤッタゼ!と言った得意のポーズの青年!滅多に見られない作品作りに成功されたと言ってよいでしょう」とした。
女性は朝日新聞の取材に「クジラは生きていると思った。その上に乗っかるなんて勇気があると思ったし、感動したので選んだ。それが冒と言われると何と言っていいかわからない」と話している。
同センターによると、一部職員からこの作品が選ばれたことに異論が出されていたが、「見る目を持った専門家が選んだので、この作品にしかない何かがあるのだろうと考えた」(担当者)という。
同センターは今後、審査員から選考理由などを詳しく聞き取り、ホームページに掲載されている受賞作品を削除したり、賞を取り消したりする可能性があるという。
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