【群馬】BOOWY、かまちも通った赤羽楽器 月末に閉店 高崎市

匿名

匿名

16/02/07 19:00:40

1912(大正元)年創業の老舗楽器店「赤羽楽器」(高崎市あら町)が2月末で閉店する。3代目社長の赤羽正幸さん(73)が体調不良と後継者不在を理由に決断した。
伝説のロックバンド「BOOWY」(解散)で活躍した同市出身の布袋寅泰さんや松井常松さんもかつて足を運んだ有名店。
市民から閉店を惜しむ声が上がっている。
赤羽楽器は、赤羽さんの祖父で長野県出身の若市さんが開業。
生糸の仲買や時計販売を経て、レコードの販売や蓄音機の修理を始めた。
旧陸軍の高崎歩兵第15連隊の兵士も休日にレコードを求めるなど、戦前も店内はにぎわったという。
赤羽さんは数年間見習いとして働き、父の四郎さん、母の幸子さんから店を引き継ぎ昭和42年に社長に就任した。
60年代にエレキブームやフォークソングブームが到来し、刺激を受けた若者が連日、ギターやアンプ、レコードの品定めに訪れたという。
ギタリストの布袋さんもデビュー前に同店を訪れていたほか、芸術の才能を持ちつつも17歳の若さで急逝した山田かまちもギターを買い求めたりしたという。
閉店の知らせに、市民もショックを受けている。 赤羽さんは 「高崎を音楽で彩りたいとの思いでやってきた。長い間かわいがってもらい、感謝の気持ちでいっぱい」と話した。 同店では閉店セールを実施中。 楽器や楽譜が半額、カラオケテープなどが3割引きとなっている。

上毛新聞

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