大腸菌群で廃棄のアイスも＝岐阜の転売業者が保管

　壱番屋（愛知県一宮市）が廃棄した冷凍カツが横流しされた事件で、岐阜県は２日、転売を仲介した製麺業「みのりフーズ」（同県羽島市）で、一部製品から大腸菌群が検出されたため廃棄された「ローソンストア１００」のアイスクリーム「ＶＬプレミアム　クッキー＆クリーム」が見つかったと発表した。

　同県によると、みのりフーズに保管されていた２１個からは病原菌は検出されなかったが、大量の同製品が既に転売された可能性もあり、消費者に注意を呼び掛けている。


　この製品は同県内の菓子製造会社が製造。壱番屋がカツの廃棄を委託した産業廃棄物処理会社「ダイコー」（愛知県稲沢市）に２０１３年５月、約６万２０００個の処理を依頼した。このうち何個がみのりに横流しされたかは不明で、岐阜県が調べている。

　同県はこのほか、ダイコーに廃棄委託されたチョコレート菓子「キットカット」などネスレ日本の菓子もみのりから見つかったと発表した。(2月02日 19時16分)