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<どっちが実力でる?>定期テストor模試
16/02/10 16:39:25
■「地方に行くほど珍しい名前の子どもが増える?」D.Q.Nネーム流行の背景を探る! 珍しい名前のことを「D.QN(ドキュン)ネーム」「キラキラネーム」と呼ぶこともすっかり定着した昨今だが、ネット上ではそんな名前に対する拒否反応はやかましい。 いったい、どうして親たちはD.QNネームを付けたがるようになったのか。そして、それに対する批判が鳴りやまないのはなぜなのか? 『名づけの世相史』(風響社)の著書もある京都文教大学文化人類学科教授の小林康正氏にお話を伺った。 ■メディアが影響するD.Q.Nネーム D.Q.Nネームは、いったいどういう親が名付けているのだろうか? 「“下流志向” がD.Q.Nネームと結びついているのではないかという見解はよく耳にしますが、はっきりとそれを裏付けるような調査結果はありません」と小林氏。だが、「あくまでも私の推論ですが……」と前置きした上でこう続ける。 「地方に行くと、珍しい名前の子どもが多くなる傾向にあるように感じます。地方ではテレビや雑誌などで増幅された情報がストレートに受け入れられる傾向にあり、マスメディアに影響された珍しい名前も広がりやすいのではないでしょうか」 以前であれば、漢字・漢学の知識が、名前にとても強い影響をもたらしていた。しかし、現代ではこうした教養としての漢字の存在感は、かつてに比べて弱くなってしまった。そういった世間の変化をマスメディアが反映し、さらにメディアに影響された親たちが、子どもたちに“珍しい名前”を命名する。カタカナに当て字を施した名前や、キャラクターに依拠した名前の増加は、日本人と教養としての漢字との距離の変化をも表している。 もはや、2012年には珍しい名前も珍しくなくなり、「かくあるべき」という名前の観念そのものが揺らぎ始めている。「これはD.QNネームなのか……」という親たちの不安を裏返して考えれば、つまり、D.QNネームと普通の名前との境界線が揺らいできたということだろう。小林氏も現代の学生と接しながら「珍しい名前でいじめを受けるといった話が、かつて以上に聞かれるということはありません。しかも興味深いことに、名前が個性的なので、『あだ名』が減少しているといわれているんです」と報告する。どうやら、このまま、珍しい名前は市民権を得ていくようだ。そこで小林氏は、こう提言する。 「名前には親の願いが込められているものの、その願いを受取けるのは名付けられた本人です。なので、1回であれば簡単に改名ができるように、制度を変更してもいいのかもしれません」 もちろん、親たちが頭を悩ませながら考えた子どもたちの名前を、外部の人間が安易に「よい」か「悪い」かという判断をすることはできない。だが、珍しい名前が流行し、それに対する反発も語られるこの状況からは、「個性化」「公共性」「マスメディア」など、現代社会が抱えるさまざまな問題が浮かび上がってくる。 (取材・文=萩原雄太)
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ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。
上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。
No.236 匿名
16/02/10 16:39:25
■「地方に行くほど珍しい名前の子どもが増える?」D.Q.Nネーム流行の背景を探る!
珍しい名前のことを「D.QN(ドキュン)ネーム」「キラキラネーム」と呼ぶこともすっかり定着した昨今だが、ネット上ではそんな名前に対する拒否反応はやかましい。
いったい、どうして親たちはD.QNネームを付けたがるようになったのか。そして、それに対する批判が鳴りやまないのはなぜなのか?
『名づけの世相史』(風響社)の著書もある京都文教大学文化人類学科教授の小林康正氏にお話を伺った。
■メディアが影響するD.Q.Nネーム
D.Q.Nネームは、いったいどういう親が名付けているのだろうか? 「“下流志向” がD.Q.Nネームと結びついているのではないかという見解はよく耳にしますが、はっきりとそれを裏付けるような調査結果はありません」と小林氏。だが、「あくまでも私の推論ですが……」と前置きした上でこう続ける。
「地方に行くと、珍しい名前の子どもが多くなる傾向にあるように感じます。地方ではテレビや雑誌などで増幅された情報がストレートに受け入れられる傾向にあり、マスメディアに影響された珍しい名前も広がりやすいのではないでしょうか」
以前であれば、漢字・漢学の知識が、名前にとても強い影響をもたらしていた。しかし、現代ではこうした教養としての漢字の存在感は、かつてに比べて弱くなってしまった。そういった世間の変化をマスメディアが反映し、さらにメディアに影響された親たちが、子どもたちに“珍しい名前”を命名する。カタカナに当て字を施した名前や、キャラクターに依拠した名前の増加は、日本人と教養としての漢字との距離の変化をも表している。
もはや、2012年には珍しい名前も珍しくなくなり、「かくあるべき」という名前の観念そのものが揺らぎ始めている。「これはD.QNネームなのか……」という親たちの不安を裏返して考えれば、つまり、D.QNネームと普通の名前との境界線が揺らいできたということだろう。小林氏も現代の学生と接しながら「珍しい名前でいじめを受けるといった話が、かつて以上に聞かれるということはありません。しかも興味深いことに、名前が個性的なので、『あだ名』が減少しているといわれているんです」と報告する。どうやら、このまま、珍しい名前は市民権を得ていくようだ。そこで小林氏は、こう提言する。
「名前には親の願いが込められているものの、その願いを受取けるのは名付けられた本人です。なので、1回であれば簡単に改名ができるように、制度を変更してもいいのかもしれません」
もちろん、親たちが頭を悩ませながら考えた子どもたちの名前を、外部の人間が安易に「よい」か「悪い」かという判断をすることはできない。だが、珍しい名前が流行し、それに対する反発も語られるこの状況からは、「個性化」「公共性」「マスメディア」など、現代社会が抱えるさまざまな問題が浮かび上がってくる。
(取材・文=萩原雄太)
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