匿名
年末のクリスマスシーズンを控え、今年もバターの品薄が問題になっている。政府の規制改革会議(議長・岡素之住友商事相談役)は2日開いた会合で、大手乳業メーカーからバター需給の現状を聞き取った。
担当者は「在庫は十分にあるはずだ」と話し、不足を訴える小売店などとの食い違いが浮き彫りになった。
今年もバターの品薄が懸念される(都内のスーパー)「特約店にはまんべんなくバターを供給している。それなのに末端の店頭にないのは、乳業メーカーからすると不思議だ」バターはどこにあるのか。
農水省などは「高値を狙って流通段階で在庫をためている業者がいるのでは」と疑う。また原料である生乳をつくる酪農家の減少や、複雑な流通制度によって生産が一部メーカーに偏っているという構造問題もありそうだ。規制改革会議は流通経路や供給体制をさらに点検し、来年6月をメドに解決策をまとめる。
www.nikkei.com
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