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- 05/08/21 08:46:40
森永ヒ素ミルク中毒事件とは、1955年6月頃から主に西日本を中心としてヒ素の混入した粉ミルクを飲用した乳幼児に多数の死者、中毒患者を出した食中毒の事件のこと。森永乳業徳島工場が製造した缶入り粉ミルク(代用乳)「森永ドライミルク」の添加物・二燐酸ソーダ中に不純物としてヒ素が含まれており、これを飲んだ乳児などが大量にヒ素中毒になり、死亡者も出た。1955年当初は奇病扱いされたが、岡山大学医学部で森永乳業製の粉ミルクが原因であることを突き止めた。1955年8月24日、岡山県を通じて当時の厚生省(現厚生労働省)に報告がなされ事件として発覚することとなる。1956年当時の厚生省の発表によると、ヒ素の摂取による中毒症状(神経障害、臓器障害など)が出た被害者の数は、12,344人で、うち死亡者130名と言われているが、当時は障害を隠す傾向が強かったこともあり、これ以上の患者が発生したことは確実である。また、認められた患者についても消費者の権利が確立されていない時期でもあり、満足の行く救済措置がされない患者は多かった。現在も後遺症に苦しむ患者は多い。なお、森永側が原因をミルク中のヒ素化合物と認めたのは、発生から15年経過した1970年の裁判中のことである。又、森永側は自社HPでこの事件に一切触れず、「知らぬ存ぜぬ」を決め込んでいるのが2004年時点の現状である。
怖いですねぇ・・・
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