路上ブロックで転倒死　殺人容疑で捜査　バイク運転の５１歳男性が死亡 大阪 へのコメント（No.3）

毎日新聞

中山貢治（こうじ）さん＝安立（あんりゅう）４＝が７日夜に病院で死亡したことが住之江署への取材で分かった。

捜査関係者によると、事件までの約３０分間に何者かが故意にブロックを置いた可能性が高い。

府警は容疑を殺人未遂から殺人に切り替えて捜査している。

　住之江署によると、中山さんは１０月２３日午前０時ごろ、自宅近くの北島１の府道を自分のバイク（１２５ＣＣ）で走行中、車道中央にあった円柱形のブロック（直径約３０センチ、高さ約１２センチ、重さ約１６キロ）に衝突し、頭を強く打って意識不明の重体となっていた。
　ブロックは看板などのポールを立てる際の土台に使われるもので、現場の府道脇の歩道に以前から置かれていたとみられる。

　府警のパトカーが事件直前の１０月２２日午後１１時半ごろ、現場を巡回した際にブロックは車道になかった。

その後に何者かがブロックを歩道から車道に運んだ疑いがあるという。

　知人男性（６２）によると、中山さんは以前、大型バイク「ハーレーダビッドソン」のツーリングクラブに参加するなど、バイクの運転が大好きだったという。
男性は「ツーリングの際に他人のバイクが故障すると、一緒に修理に立ち会ってくれるなど、面倒見のいい人だった。悪ふざけでは済まされない事件だ」と憤った。