「列車きれいに撮るため」安全ロープを切断　支柱１００本抜く 大学生を逮捕　福島県警

　福島県警白河署は、線路の敷地に設置された安全ロープを切断したとして、器物損壊の疑いで、京都市の男子大学生（１８）を逮捕した。

調べに対し、「列車の写真をきれいに撮るためにやった」と容疑を認めているという。

　逮捕容疑は６月４～８日ごろ、同県白河市のＪＲ東北線白河－久田野間で、上下線の線路間に設置された、作業員の安全確保のためのロープを約８８０メートルにわたって切断した疑い。

　同署によると、当時鉄道イベントがあり、昭和初期などに製造された珍しい車両が同区間を走行。

「撮り鉄」と呼ばれる列車の写真を撮影して楽しむ鉄道愛好家が、線路周辺に集まっていたという。

大学生は車両を撮影するために、敷地に入りロープを切断した可能性があるとみて調べている。

支柱１００本抜く

　「一人でやった」と供述しているという。

　ロープを支える鉄製の柱（高さ約０・９メートル）約１００本を引き抜いた疑い。

同署が押収した撮影データからは、大学生が支柱を引き抜く動画や、６月６日に同線を走った、電気機関車が旧型客車を
けんいん
牽引する特別列車の画像が見つかったという。

産経ニュース