留年や失恋で現実逃避…大学生刺殺、事実認める へのコメント（No.57）

＜入間女子大生殺害＞沼田被告、控訴しない方針「本人の意向」

　入間市豊岡１丁目の路上で昨年１０月、近くに住む私立大学３年の佐藤静香さん＝当時（２１）＝をナイフで刺して殺害したとして、殺人と銃刀法違反の罪に問われ、さいたま地裁（片山隆夫裁判長）の裁判員裁判で無期懲役の判決を言い渡された、同市豊岡５丁目、元大学生の無職沼田雄介被告（２１）側が控訴しない方針を固めたことが２０日、分かった。

　検察側は無期懲役を求刑し、弁護側は懲役１８年が相当と主張していた。地裁は７日、「刑務所に入って人生をリセットしようとした動機は極めて身勝手」などと求刑通り無期懲役の判決を言い渡していた。控訴期限の２２日を前に、沼田被告の弁護士が取材に明らかにした。弁護士は「本人（沼田被告）の意向のため」としている。(埼玉新聞)