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- 15/08/28 13:07:50
チャイムなし、逆に時間守る習慣育つ 京都の小学校が試み
京都新聞 8月26日 16時0分配信
授業や休み時間の始まりや終わりを告げるチャイムを鳴らさない「ノーチャイム」の取り組みを、京都市下京区の七条第三小が今春から続けている。当初は時間を守って行動できるか心配されたが、児童は校内にある時計を見たり、互いに声を掛け合ったりしているほか、思いやりの気持ちも育っている。
■故障がきっかけ
昨夏の大雨でチャイムの設備が故障したのがきっかけ。「修理が済むまで時計を見て行動するように」と、教員が児童に呼び掛けたところ、初日から多くの児童が時間通りに動けた。修理後もノーチャイムの試みを続け、今春から本格的に実施することにした。京都府、京都市両教育委員会によると終日チャイムを鳴らさないのは珍しいという。
中でも、特に自分たちで時計を見て行動しなければならないのが休み時間。7月中旬、校庭では多くの児童が遊んでいたが、授業開始の5分前に次々と教室へ戻っていった。6年森澤快斗君(11)は「最初は意識して時計を見ていたけど、今は自然に行動できる。チャイムが鳴らなくても不便はない」と胸を張る。
教員は、時計の見方が分からない低学年や育成学級の児童がうまくできるか心配していた。しかし、高学年の児童が「もうすぐ時間だよ」と声を掛けたり、手をつないで教室へ連れて行ったりしているという。
安田曜校長(60)は「校外学習の様子を見ても、5分前に行動できる姿勢が身に付いたと感じる。仲間を思いやる心が育っていることがうれしい」と話している。
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