匿名
原作ファンらを中心とした公開前後の酷評バッシング、キャラとは合わない出演女優の不人気、話題の大作とは思えないほどの短い上映時間(98分)で前後編に分ける商売ありきの姿勢、子供には見せづらいラブシーン、スタッフの逆ギレなど、どこを叩いてもマイナス要素しか出てこなかった実写版「進撃の巨人」。
公開初週こそ「ミニオンズ」にかろうじて競り勝ち1位を獲得したが、2週目では早くも5位に後退どうやら、最低目標と言われた50億円どころか、30億円にも満たない「惨劇の巨人」になる噂が現実味を帯びてきた。
当初『進撃~』はお盆あたりも『ジュラシックワールド』や『ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション』と動員数を競うものだと関係者は読んでいました。
そのため客席がアトラクションのように動く話題の4DXシステムの上映を『ジュラシック・ワールド』と半々、通常版の箱は『ミッション~』より大きいスクリーンを用意しているシネコンが多かった。
ところがなんと、あの酷評祭りです。
『ミッション~』では難民(入場できない観客)が出るのに、『進撃~』はなかなか座席が埋まらず‥‥」
さらに一番の問題は4DXだという。
『ジュラシック・ワールド』の4DXは2日後のチケットが発売される夜中の0時からわずか1~2分で完売するのに、『進撃~』は当然のように余ったまま。
この状況に、夏休みに『ジュラシック・ワールド』の4DXを観たい観客から怒号に近い問い合わせが殺到したらしいです。
進撃の回を『ジュラシック・ワールド』に替えることはできないのか、といったクレームも多いと聞きましたね」
シネコンの箱割りは支配人の予測、配給会社との契約、さまざまな要素で決められるが、とにかくこの夏の誤算は「進撃の大惨敗」だったと関係者は言う。
事実、お盆ウィークの平日も「進撃~」は「ミッション~」や「ミニオンズ」の約3分の1、「ジュラシック・ワールド」の約4分の1の動員しかなかったようだ。
映画ファンの間では「難民の駆け込み寺」(観たい映画のチケットが買えない客がしかたなく観る映画)とさえ揶揄される空前の“話題作”。
夏の終わりとともにこのまま進撃は止められてしまうのだろうか。
ちなみに後編は、上映時間が87分(予定)とさらに短いようだが‥‥。
アサ芸プラス
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