瑛太主演【２０３０かなたの家族】NHK総合･今秋放送 へのコメント（No.1）

『2030かなたの家族』 2030年、その時「家族」はありますか――。 隔たってしまったのは家族の記憶、それとも〝こころ〟？
近未来を舞台に、ひとのつながりの意味を見つめ直します。 板倉カケルはある日、気の合う年上のシェアハウスメイト・ミサエから、「私、子供が欲しいの。協力してくれない？」といきなり切りだされる。結婚してほしいとか家族になりたいということじゃないとあっさり語るミサエに戸惑うカケルだが、ふと、自分には「家族」があるのだろうかと考える。実は板倉家は、責任ある仕事に就いた母親が家を出たのをきっかけに、ばらばらに生きるようになっていた。年に一度の集まりも３年前に解散。以来、カケルは家族の誰とも会っていない。「家族」の手触りを確かめるため、カケルは家族のいまを訪ねて行く。 下がり続ける家族の求心力に対し、強まる個人主義という遠心力。社縁、地縁、血縁といった、条件として与えられる縁がどんどん薄まって行く時代、ひとはどのようにして自分だけの力で他者とつながっていくべきか。傷つくことを恐れる主人公が、誰かとつながるところから始めてみようと、一歩を踏み出すまでを描きます。