５０歳高校教諭、酒気帯び運転容疑で現行犯逮捕　北九州

朝日新聞デジタル

　福岡県警は１８日、北九州市立高校教諭、日吉通人（みちと）容疑者（５０）＝同市門司区稲積１丁目＝を道路交通法違反（酒気帯び運転）容疑で現行犯逮捕し、発表した。容疑を認めているという。
　小倉北署によると、日吉容疑者は１８日午前０時ごろ、同市小倉北区米町１丁目で酒気を帯びて乗用車を運転した疑いがある。ふらつきながら車に乗り込む姿を見た通行人から「酔っぱらいが車を運転している」との１１０番通報があり、発覚。日吉容疑者は駐車場に止めていた車に乗り、停車中のタクシーに追突するなどしていたという。
　市教委によると、日吉容疑者は１９９７年から同高校に勤務。現在はビジネス情報などを教え、生徒指導を担当していた。１７日は台風による臨時休校で、日吉容疑者は午前中に職員会議や研修に出席した後、午後から年休を取っていたという。
　北九州市教委では、飲酒運転をしたとして、２０１２年度に男性教諭ら２人が、１３年度も男性講師１人が懲戒免職になっている。市教委は「社会全体で飲酒運転撲滅に取り組む中、生徒に範を示すべき教員の不祥事により学校教育への信頼を著しく損なうことになり、深くおわび申し上げる」としている。