聖子さんらの偽サイン色紙、ネットで販売…逮捕

　女性芸能人の偽のサイン色紙をインターネットオークションで販売したとして、福岡県警は２日、同県桂川町土師、警備員鼻山善久（５４）、愛知県春日井市気噴町５、会社員小林弘幸（４４）の両容疑者を詐欺容疑で逮捕した。

　発表によると、鼻山容疑者は昨年８～９月、人気タレントの剛力彩芽さんら２人の偽の色紙をネットオークションに出品し、東京都の男性（３８）ら２人から代金計６８００円をだまし取った疑い。小林容疑者は昨年４～８月、松田聖子さんら１６人の偽の色紙を出品し、名古屋市の男性（５３）から４回にわたって計３万４３７５円を詐取した疑い。２人は「本物と思って売った」などと否認しているという。

　県警によると、２人は２００９年以降、「芸能関係者からもらった」などと説明し、それぞれ１０００回以上出品して５００万円以上売り上げていたという。鼻山容疑者が小林容疑者から偽の色紙を仕入れていたことをうかがわせるメールが見つかっており、県警はサインの大半は小林容疑者が書いたとみている。
2015年07月02日 19時54分
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