- ニュース全般
- 匿名
- 15/06/24 12:32:39
埼玉新聞 2015年6月24日(水)
実態のない事業所に関する不正な届け出を行い、失業保険を不正に受給したとして、県警捜査2課と大宮署は23日、詐欺などの疑いで神奈川県厚木市下依知、無職本田こと浜田裕司容疑者(47)を逮捕した。
逮捕容疑は、2012年8月初旬に、厚木公共職業安定所に実体のない事業所の廃業届を出し、翌日、大宮公共職業安定所に失業保険の手当を申請し、3カ月間で計48万8727円をだまし取った疑い。
同課によると、同年5月中旬に厚木労働基準監督署に実体のない事業所であるにもかかわらず、稼動実態があるかのように労働保険などの書類を提出し、同日に厚木職安に自身と架空の人物2人の就業の届け出をしていたという。
浜田容疑者は、親の再婚や姉との養子縁組で姓を「本田」や「野口」と変えたり、名前の読みを「ひろし」「ゆうじ」と使い分けたりして、同様の手口で10件ほど失業保険をだまし取ったとみられる。いずれも川口、町田、厚木などの職安に申請し、被害額は計1600万円に上るという。
浜田容疑者の親類が労災の申請を行った際、労働局が認定のため周辺を調査。似た名前で同一生年月日の登録が多くあることを不審に思い、2013年11月に大宮署に相談。翌年1月16日に、同署が告発を受理した。
浜田容疑者は容疑を認め「自分の自由になる小遣いが欲しかった」と話しているという。
- 0 いいね