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- 匿名
- 15/06/16 11:17:59
NHKニュース
6月16日 10時54分
長野と群馬の県境にある浅間山で、16日午前、およそ4キロ離れた場所で微量の降灰が確認され、気象庁は山頂火口でごく小規模な噴火が発生したもようだと発表しました。
気象庁は引き続き噴火警戒レベル2の火口周辺警報を発表して、火口からおおむね2キロの範囲では、噴火に伴う大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、16日午前9時半ごろ、浅間山の北側におよそ4キロ離れた場所で、微量の灰が降っているのを民間の施設の職員が確認したということです。
浅間山の周辺には雲がかかっているため噴煙などの様子は確認できず、空振と呼ばれる噴火に伴う空気の振動は確認されていないということです。
このため気象庁は浅間山で16日午前、山頂火口でごく小規模な噴火が発生したもようだと発表しました。
浅間山で噴火が発生するのは、6年前の平成21年5月の小規模な噴火以来です。
気象庁は浅間山では今後も小規模な噴火が発生するおそれがあるとして、引き続き噴火警戒レベル2の火口周辺警報を発表して、山頂の火口からおおむね2キロの範囲では、噴火に伴って大きな噴石が飛ぶおそれがあるとして立ち入らないよう警戒を呼びかけています。
浅間山は長野と群馬の県境にある標高2568メートルの活火山で、周辺には軽井沢などの観光地が点在しています。
平成16年9月に発生した噴火では、関東や東北の広い範囲に火山灰が降ったほか、6年前の平成21年2月から3月にかけても小規模な噴火が起きました。
その後、ことし4月下旬ごろから火山性地震が増加し、今月には放出される二酸化硫黄の量が大幅に増加しているのが観測され気象庁は火山活動が高まっていると考えられるとして、今月11日、浅間山に噴火警戒レベル2の火口周辺警報を発表し、警戒を呼びかけていました。
政府 現地の状況把握に努める
政府は、関係省庁や地元自治体と連絡を取り合うなどして、被害が出ていないかなど、現地の状況の把握に努めています。
また、警察庁は、地元の警察と連絡を取って、ヘリコプターで上空から確認するなどして被害が出ていないか確認を急ぐことにしています。
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