匿名
運動会開催の合図、花火中止の学校が続々。メールで連絡/苦情に配慮
北海道新聞 5月21日 7時30分配信
【帯広】間もなく運動会シーズンだが、当日早朝に開催を知らせる定番の花火を帯広市内の小中学校では本年度、昨年度より7校多い12校で取りやめる。保護者が事前登録している電子メールでの連絡が進み、近隣からの苦情に配慮している事情もある。時代の流れには逆らえず、初夏の風物詩が変わりつつある。
市内では、中学校の体育祭は30、31日に、小学校の運動会は6月7日に大半が開かれる。
合図代わりの花火は例年、午前6時ごろに打ち上げる。郊外の学校では牛の乳の出が悪くなることを懸念しもともと実施していない学校が2校ある。昨年の中止は5校だったが、今年は新たに市内の小学校26校のうち3校、中学校14校のうち4校が中止。さらに、小中学校の各1校でも検討している。
「ネットワーク」登録82%超える
最大の理由は、各家庭に臨時休校や不審者情報などを伝える「帯広市子ども安全ネットワークシステム」の登録が進んだことだ。
同システムは昨年度、送信件数に制限のないバージョンに更新し、利便性が向上した。中止を決めたある学校の校長は「校区が広いので、確実に知らせることができる」と利点を強調する。利用には年度ごとに登録が必要だが、4月末時点で児童生徒の家庭数に対する加入率は82・8%に達する。市教委は「加入100%を目指したい」という。
打ち上げ費用5000円の節約も
近隣住民からの苦情の影響もある。各校や市教委には「近くに学校が複数あるため、何回も音を聞かされる」などの意見が例年寄せられる。花火の打ち上げ費用は1回で5千円ほどで、「限られた予算を他に活用したい」との声もあった。
明星小は昨年から運動会の始まる午前9時に変えた。せっかく花火を打ち上げるなら、盛大に祝おうとの趣向だ。同小校長で石原基博・帯広市校長会長は「初夏の風物詩として親しまれてきたが、合図のための花火の必要性は年々薄れてきているのではないでしょうか」と話している。
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