女性宅に侵入し集団強姦の疑い、自衛隊員ら３人逮捕

ネットで共犯募り女性暴行、主犯に懲役７年判決

読売新聞 2015年09月17日 20時07分配信

　インターネットの掲示板で共犯者を募り、知人女性を暴行したとして集団強姦（ごうかん）罪などに問われた札幌市北区、無職米内山知凡（ともみ）被告（３２）に対し、札幌地裁は１７日、懲役７年（求刑・懲役８年）の判決を言い渡した。

　共犯者の北海道千歳市、元航空自衛隊２曹熊坂重俊被告（３３）（懲戒免職）には懲役４年（求刑・懲役５年）を言い渡した。

　佐伯恒治裁判長は「女性に交際を断られた腹いせという（米内山被告の）犯行動機は、陰湿で身勝手極まりない」と述べた。

　判決によると、両被告は札幌市厚別区、無職橋本創（はじめ）被告（４４）（同罪などで公判中）と共謀し、３月６日、同市内の女性宅に侵入。女性の体に粘着テープを巻くなどして乱暴した。
　佐伯裁判長は「米内山被告はネットで共犯者を集めた上で、女性宅の合鍵を用意するなど犯行を終始主導した」と指摘。熊坂被告については「米内山被告に（女性の了解が得られると）半ばだまされていたとはいえ、減刑は考えられない」として、執行猶予を求める弁護側の主張を退けた。