鹿児島・女性殺害事件　交際相手の暴力団幹部を殺人容疑で逮捕 へのコメント（No.15）

鹿屋女性殺害初公判　男が起訴内容認める

今年４月、鹿屋市の民家で交際相手の川野由香利さん（当時３２）の胸を刺して殺害したなどとして、殺人などの罪に問われている、住所不定で元暴力団幹部の甑公雄被告（４１）に対する初公判が５日、鹿児島地裁で開かれた。

甑被告は起訴内容について「間違いない」と全面的に認めた。

冒頭陳述で検察側は「甑被告が金のことで川野さんと口論になり、台所にあった包丁を手に取り、川野さんの胸を一回突き刺した」と犯行に至る経緯を説明。

そのうえで、「極めて危険な犯行態様で、遺族の処罰感情は極めて厳しい」と指摘した。

これに対し、弁護側は「甑被告は川野さんに尽くしてきたが、口論で「男はいらない」と言われ全てを否定された気がして、悔しさと悲しみのあまり衝動的に殺した」と述べた。

また、被告人質問で川野さんや遺族に言いたいことはないかと聞かれた甑被告は「取り返しのつかないことをしたと、深く後悔し反省している」と述べた。

裁判は６日結審し、今月８日に判決が言い渡される予定。

(10/5
KYT鹿児島読売ﾃﾚﾋﾞ)