警視庁が警察犬６頭の慰霊祭　鑑識課員らが参列

産経新聞 2015年03月21日 15時30分　警察犬を供養する警視庁の慰霊祭が２１日、東京都板橋区舟渡の動物霊園「東京家畜博愛院」で行われた。事件現場で警察犬に指示を出す鑑識課員ら２５人が参列。“仲間”の活躍をねぎらい、慰霊碑に花を供えて冥福を祈った。　慰霊祭は毎年春と秋に実施され、今回は昨年１０月から今年２月に７～１３歳で死んだ６頭を供養。合祀されている警察犬は今回で計２２６頭となった。　１２歳で死んだ「オラーフ号」は平成１９年、北区で発生した強盗事件で、犯人の遺留物の匂いから逃走経路の割り出しに貢献。また、１１歳で死んだ薬物犬の「ウイング号」は平成２２年の覚せい剤取締法違反事件で、神奈川県の容疑者宅から大麻などの薬物を発見した。　高田浩鑑識課長は「警視庁の一員として数々の事件に出動し、労を惜しまずに誠実に職務を全うしてくれた。ご苦労さまと言いたい」と話した。