車２台衝突、歩行者はねる　２人死亡、１人重体

朝日新聞デジタル 3月5日 11時1分配信


　５日午前７時２５分ごろ、大阪府東大阪市本庄中１丁目の市道交差点で、乗用車２台が衝突、はずみで歩行者の男性２人をはねた。計３人が病院に搬送され、府警河内署によると、いずれも歩行者で会社員の高田進弘（のぶひろ）さん（４１）＝大阪市東淀川区北江口４丁目＝と保田尚伸（やすだたかのぶ）さん（３７）＝大阪市北区中津３丁目＝が死亡、３０代くらいの運転手の男性が意識不明の重体。

　同署は、もう１台の車を運転していた同府吹田市新芦屋上の会社員、生野誠容疑者（４９）を自動車運転死傷処罰法違反（過失運転致傷）の疑いで現行犯逮捕した。生野容疑者は「車と衝突し、歩行者とぶつかる事故を起こしたことに間違いありません」と供述しているという。生野容疑者が東に向かって走行中に、交差点内で右折待ちをしていたもう１台の車にぶつかったはずみで、どちらかの車が歩行者の２人を巻き込んだとみられるという。

　現場は片側３車線の見通しの良い交差点。近くの会社に勤める男性（４９）は、「ドン」という鈍い音で事故に気づいた。頭から血を流して路上に倒れていた男性は救急隊の心臓マッサージに反応を示さず、運転席側が大破していた車の男性も、右手を窓の外に出した状態で身動きしていなかったという。

　現場は近鉄けいはんな線荒本駅の北約６００メートルの事業所などが立ち並ぶ一角。