３人乗った自衛隊ヘリ、鹿児島上空で行方不明 へのコメント（No.27）

　ヘリには第２１１教育航空隊所属で、３等海佐の山本忠浩機長（３９）と４０代の男性教官、２０代の男性訓練生が搭乗していた。海自によると、２０代の訓練生は機体の外で発見され、空自ヘリで鹿児島県伊佐市内の病院に搬送された。残る２人は機体の下敷きになった状態で見つかり、その後、同じ病院にヘリで運ばれたという。

　ヘリは１２日午前９時１９分、鹿屋基地を離陸。北上後、鹿児島県出水市付近で折り返して基地に戻る予定だった。同１１時５分ごろ、伊佐市付近を飛んでいる、との交信を最後に連絡が途絶えた。

　自衛隊と警察は同日午後から、空自のレーダーからヘリの機影が消えたえびの市内竪付近で捜索を開始。同日夜に濃霧で中断後、１３日早朝から自衛隊や宮崎県警など約５００人態勢で捜索を再開していた。

　海上幕僚監部は１３日、航空事故調査委員会を設置した。

朝日新聞社