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- 匿名
- 15/01/27 10:04:59
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)特使である女優のアンジェリーナ・ジョリーがイラクの難民キャンプを訪問し、イスラム過激派組織「イスラム国(ISIS)」によって殺害されたとみられている日本人、湯川遥菜さんに追悼の意を述べた。
ジョリーは今回のキャンプ訪問中、イラクにおける人道主義がこの上なく堕落してしまったことに対する落胆を語るとともに、
「わたしたちはいま、国際社会として、試練の時を迎えています。そして今のところ、膨大な努力と善意が寄せられていますが、それはまだまだ不十分なのです」
と全世界がより一丸となって、イラクやシリアの難民の人々を救うことが重要であるという演説を行った。
そして、ISISに人質として捕らえられ、殺害されたとする動画がインターネットで公開された湯川さんにも言及し、
「あまりにも多くの、罪のない人々がシリアでの紛争と過激派の拡大による犠牲になっています。湯川遥菜さんとそのご家族には心よりお悔やみ申し上げます。そしてまた、シリアにおける不道徳で過激極まりない行いの犠牲となった全ての方々、そしてそのご家族にも哀悼の意を表します」
とコメントをした。
ジョリーは、現地時間24日に行われた全米プロデューサー組合賞の授賞式に参加した夫のブラッド・ピットに付き添うことはなく、イラクへと一人向かい、同25日には、ISISのジハーディスト(聖戦主義者)による誘拐や攻撃などを生き延び、さまようイラク人難民を保護するカンケ(Khanke)キャンプを訪問。
そのキャンプでは、2万人近い人々が仮設テントの中でごった返しながら生活しており、ジョリーがISISに子供を誘拐された母親の話を熱心に聞き、強い同情を示す場面もあったという。
また、ジョリーは5万人以上もの難民を抱える、イラク最大のシリア人難民キャンプ、ドミズ(Domiz)がある地域にも2012年以来の再訪問を果たした。(編集部・石神惠美子)
http://www.cinematoday.jp/page/N0070085
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