匿名
幼い頃、母が精神病でずっと入院してて父は遅くまで仕事。わたしは小学生低学年から、当時幼稚園児だった弟の面倒をみていました。完全に家庭が崩壊してました。心がボロボロでした。
家におもちゃが無かったので、いつも絵を描いていて、友達にも褒められて自分には唯一得意なことでした。
勉強も好きで、今考えてみたら成績もよかったのですが、父親は中卒で上場企業の年収2000万ほどのサラリーマンをしていたのと、(団塊の世代で、高度経済成長の波に乗れたから)女に学歴は必要ないということで交通費のかからない自宅近くの高校だったら行かせてやる、と言われ泣く泣くその通りにしました。
本当は美大に進学したかったんですが、高校の進学率も悪く周りはほぼ就職していきました。当時奨学金とか全く知らず本当に無知で…早く稼いで家を出たかったのもあり高卒で事務の仕事に就き、26で結婚し36歳の今は二児の母です。
いまは子供に絵本を描いたり、義親にメッセージカードを送ったり、あとは学校関係や幼稚園関係のお便りに挿し絵を頼まれたりする位ですが…本当に美大に行きたかった。あの頃の無知な自分が本当に恥です。デッサンなどを一から学んで、好きなデザインやイラスト、絵本の仕事がしたい。今さら美大に行くお金も時間もないのにそんなことばかり考えてしまいます。どうしたら諦められるんでしょうか。悲しい。
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