携帯官能小説 へのコメント(No.97

  • No.97 匿名

    15/01/10 14:12:12

    自然に手と手を取り合い、俺と真由子は海の家へと向かった。

    足の裏に感じる砂浜の熱よりも、握った手と顔が熱くなった。

    サンダルを履き、軽く身体を拭いた。午前中、ここにシートを敷いた時は想像すら出来なかった出会いに、俺は夢を見てるような…不思議な感覚に少し戸惑っていた。

    『圭くん』
    広げたバスタオルを肩からかけ、荷物を持った真由子が笑顔で傍に立っている。
    (絶対、彼女にする!)
    俺は心に決めた。

    シートの上に真由子の荷物を置き、手を繋いで海の家へと向かった。

    端から見れば、普通のカップルに見えてるのだろうか?
    そうだったら嬉しい。

    海の家では、焼きそばとコーラ、レモンスカッシュを注文した。
    真由子が財布を開けようとしたのを阻止し、俺が払った。女に金を出させるのは、自分が情けなく思えて昔から受け付けなかったからだ。
    真由子は素直にありがとうと言った。
    その笑顔が見れただけで、俺は幸せになれた。

    焼きそばを食べながら、しばらく休憩していると、不意に真由子がこんな質問をしてきた。
    『圭くんは彼女いるの?』
    圭介『居たらこんなことしないよ』
    真由子『そうだよね』
    圭介『いるの?彼氏。』
    真由子『…居たの。半年前くらいかな?』
    圭介『そっか。俺も半年くらいかな?』
    真由子『別れたの?』
    圭介『俺が振られた。真由子は?』
    真由子『……死んだの。バイク事故で。』
    圭介『えっ?あ、そう…なん…だ。』
    真由子『うん。突然だったから、本当は今でもどこかで生きてるんじゃないかな?って…生きててほしいなって……』
    圭介『生きてるじゃん。真由子の心の中で。会話したり温もりを感じたりは出来なくてもさ、いつだって真由子の中で生きてて、いつだって傍で見守ってる…と俺は思うよ?』
    俯き、静かに涙を流す真由子。慌てる圭介。
    圭介『ぅえっ?あれっ?俺なんかマズイこと言っちゃったかな?あ~ごめんね、ごめん…あーどうしよ…』
    真由子『ふはっ(笑)ちょっと、やめてよ(笑)圭くんのせいじゃないから。心の中で生きてるとか、そう言ってくれたの、圭くんが初めてだったから嬉しくて。』
    圭介『えっ?あの一緒に居た友達は?』
    真由子は首を振りながら
    『早く忘れなよ、新しい出会い見つけなよって、それはそれであの人達の優しさなのかもしれないし、心配してくれてるのは解るんだけど…焦らされてるというか、今日も半ば強引に連れ出されたし。』

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