携帯官能小説 へのコメント(No.82

  • No.82 匿名

    15/01/09 17:34:15

    約束の火曜日になった。

    (直樹ってば、この4日間電話も出ない、メールも返さないで放置プレイなんて、いくら別れるっても酷いわ。でも、元々ドSだもんね、今日のSEXで全部忘れよう。)

    そう、心の中で独り言を言いながら、京子は屋上への扉を開けた。

    『まだ直樹は来てない…か』

    寂しそうに呟いた時、

    直樹『うしろ。』

    直樹の声に振り返った京子。
    直樹が近付いてくる。

    京子は、直樹を直視出来ず下を向いた。

    直樹が京子の顔を覗き込む。
    最初の出来事の時とは全く違う、優しい顔で。

    京子が顔を上げた。
    直樹は京子を抱きしめた。

    直樹『俺、就職決まった!春から社会人デビューだよ!春休み中に実家出るつもり。京子、一緒に暮らそう?俺と結婚してほしい。まだまだ未熟者だし、最初は沢山迷惑かけるかもしれないけど、俺、京子を幸せにするために頑張るから!だから、俺と結婚してください。』

    思いがけないプロポーズに言葉がなかなか出てこない京子だったが、その目からは次から次に、涙が溢れ出して止まらなかった。

    京子『は…はい、よろしくお願いします!』

    やっと言えた。

    直樹は更に強く抱きしめた。

    直樹は京子を放し、制服のポケットに手を入れた。

    直樹『本当に安物なんだけど、先週の木曜日の夜から日雇いで掛け持ちして働いて、初めて自分で稼いだ金で買ったんだ。』

    そう言いながら差し出してきたのは、小さな小さなダイヤモンドが真ん中に輝く、シルバーリングだった。

    京子は左手を差し出す。
    直樹は薬指に指輪をはめ、京子に優しくキスをした。


    キーンコーンカーンコーン
    キーンコーンカーンコーン

    授業終了のチャイムが、まるで2人の門出を祝福する教会の鐘の音のようだった。


    ―完―

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