携帯官能小説 へのコメント(No.406

  • No.406 匿名

    15/02/10 22:33:57

    『うわ~嘘ー!?雨なんて聞いてないよ、しかも土砂降りだーどうしよう…』

    会社から出た弥生は、外を見るなり悲痛に叫んだ。
    これから保育園に子供を迎えに行って買い物して帰って夕飯作って…

    『傘無いしコンビニは駅前しかないしなぁ~』

    保育園は駅とは真逆の方角にあった。

    弥生が困り果てていると、
    『弥生さん?どうかしたんですか?』

    振り向くと、同じ部署で働いている10歳年下の後輩、優也が立っていた。

    『あぁ、松橋くん。』

    弥生は、雨が土砂降りなこと、傘が無いこと、子供を迎えに行かなきゃならないことなどを、グチっぽく話した。

    『そんなことなら、俺、車で送りますよ!保育園行ってスーパー寄ってから自宅に送れば良いですよね?』

    優也は笑顔で言った。

    『いや、そんな悪いよ。』

    弥生は優也の優しさが嬉しかったが、迷惑はかけたくなかったのだ。

    『迷惑でしょ?』

    『何言ってるんですか!こんな雨の中、子供が風邪引いちゃいますよ?乗ってってください!』

    優也は駐車場へと歩き出した。
    弥生は、今日は甘えることにした。

    地下駐車場は、雨のせいかヒンヤリとしていた。

    (真夏なのに、肌寒い…)

    優也は車にエンジンをかけた。助手席のドアを開け弥生を誘導し乗せた。
    運転席に座ると、
    『良いですか?』
    タバコを吸っても良いか聞いて来た。

    弥生は笑顔でどうぞ!と言ったが、内心
    (この人タバコ吸うんだ??)
    と驚いていた。

    優也は静かに車を発進させると保育園へと急いだ。

    保育園前に車を停めると、優也は
    『弥生さん、これ使って?』
    と、傘を差し出してきた。
    『待ってますから、早くお迎え行ってあげてください!』

    弥生は素直にお礼を言うと、傘をさして保育園内に入って行った。
    その後ろ姿を、優也の瞳が切なく見送っていた。

    数分後、子供と荷物を抱えた弥生が、保育園から出て来るのが見えた。
    優也はすかさず外に出ると、傘をさして助手席側の後部ドアを開けた。
    弥生が子供と荷物を抱えたまま乗り込むと、ドアを閉め、傘を2本閉じて運転席に座った。

    『ありがとう、助かったよ。』

    弥生がタオルで子供の頭や顔、手足など濡れたところを拭きながらお礼を言うと、優也はニッコリ笑って頷き、スーパーへと車を走らせた。

    スーパーの地下駐車場は雨の日はいつも満車になるが、この日は運良く空いていた。

    雨に濡れることなく店内に入れたのは、嬉しかった。

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