携帯官能小説 へのコメント(No.106

  • No.106 匿名

    15/01/11 00:33:32

    真由子は、親族ではなかった為、火葬場までは行けなかった。
    でも、行かなくて良かったのかもしれない。
    焼かれて骨になった慎一を見たら、真由子はどうなっていたか…

    葬儀から一夜明けた。
    真由子は、慎一の携帯を鳴らした。
    留守電になり、慎一の
    『今電話出れないからメッセージよろしく!』
    の声を、何度も何度もかけ直して聞いた。
    涙は枯れることを知らない。

    ―ピンポーン

    美咲だった。
    泣きはらした顔の真由子を見て
    『そんな顔してたら、慎一さんも心配するよ?』
    と言いながらキッチンに立った。
    美咲『真由子、何食べたい?』
    真由子『いらない』
    美咲『真由子…、うちらが居るじゃん!元気出してよ!』
    真由子『今は無理だよ』
    美咲は無言で料理を作り始めた。
    チャーハン、ハンバーグ、ミネストローネ。全部真由子の好きな物ばかりだった。

    美咲『真由子、作っといたからちゃんと食べるんだよ?私もうバイト行かなきゃだから。あ、コレ。来週バレンタインだからって、さやかと直美が幹事で合コンやるって。真由子もおいでね!』
    と言って一枚のチケットを机に置き、慌ただしく出て行った。

    真由子『合コンなんて、行けるわけないじゃん…』
    真由子は自分の辛さを理解してくれない美咲や直美、さやかにムカついた。今はそっとしといてほしかった。

    それから、何度か合コンに誘われたが、断り続けていた。

    4月。大学生活も残り1年。
    美咲とさやかと直美は、真由子をどう励ましたらいいのか、どうしたら元気付けられるのか、どういう言葉をかけたらいいのか、相談しながら、相変わらず合コン三昧だった。
    GWも明け、日中は少しずつ汗ばむ陽気になってきた。
    慎一の死から3ヶ月、慎一の母から、真由子を心配し気遣う手紙が送られてきた。
    そこには
    『慎一とのことは、時間をかけて良い思い出にしていってください。慎一は、真由子さんの笑顔が本当に大好きだったようです。もし今も泣いてるなら、もう泣くのは止めて、慎一の為に笑顔で過ごしてください。』
    と書かれていた。

    真由子は、この手紙を受け取った日から、なるべく笑顔で過ごすようにした。夜になると、どうしても泣いてしまう日もあるが、泣いた後は必ず、
    『しん?私が泣いてると心配になる?ごめんね。大丈夫!心配しないでね!』
    と、写真の慎一に向かって語りかけた。

    6月。思い切って合コンに参加してみた。

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