乱暴143回、男に無期懲役＝女性20人脅迫「極めて卑劣」―大阪地裁

　女性の勤務先に脅迫電話をかけてホテルに呼び出す手口などで、20人に計143回にわたって乱暴を繰り返したとして、強盗強姦（ごうかん）などの罪に問われた大阪府東大阪市の無職中西康浩被告（50）に対する裁判員裁判の判決が27日、大阪地裁であり、登石郁朗裁判長は求刑通り無期懲役を言い渡した。
　登石裁判長は、中西被告は長期間服役して仮釈放された後、わずか20日余りで事件を起こしたと指摘。「被害者の尊厳を踏みにじり、極めて卑劣。強い非難に値する」と述べた。　
時事通信