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- 匿名
- 14/10/13 18:39:35
御嶽山(おんたけさん)の噴火で、山の麓の長野県木曽町の観光関係者が「沈黙」を余儀なくされている。犠牲者遺族や行方不明者家族の心情を考えイベントなどを自粛しているにもかかわらず、噴火活動の影響が町にはないことを発信しただけで観光PRと捉えられ、「不謹慎だ」との批判が止まらないからだ。「黙っているしかない」。観光関係者は一様に口を重くしている。
「どうしてこんなことに…」。木曽町の開田高原にある男性(60)のペンションは、閑古鳥が鳴いていた。今夏は長雨にたたられ、紅葉シーズンに挽回を期していたが、御嶽山の噴火で宿泊予定者のキャンセルが相次いだ。犠牲者や行方不明者の家族の心情を思えば、経営不振を口に出せない。男性は「頭では理解できている」というが、さまざまな感情が入り乱れ、「心の整理がつかない」とも語る。
開田高原は御嶽山の火口から10キロ以上離れ、噴火による影響はほとんどなかった。在来種である木曽馬の牧場や温泉施設は通常通りの営業を続けているが、観光客の姿はまばらだ。 噴火直後、地元では風評被害を食い止めたいという思いから、観光関係者がツイッターで安全性をアピールしたことがあった。
激励の声がある一方、心ない批判も寄せられた。観光案内所には「危険な場所に観光客を呼ぶな」「行方不明者がいるのに不謹慎だ」といった意見が相次ぎ、安全性のアピールは自粛することになった。
http://news.livedoor.com/article/detail/9352466/
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