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匿名
読売新聞 9月15日 16時7分配信
独立行政法人・医薬品医療機器総合機構は、高血圧治療薬のアンジオテンシン2受容体拮抗(きっこう)薬(ARB)とアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬を妊娠後に服用した副作用が疑われる症例が2011~13年度に、妊婦12人と胎児16人に63件あったと発表した。
薬の添付文書ではいずれも妊婦への投与が禁じられており、同機構は改めて適正使用を求めている。
副作用の内訳をみると、胎児の死亡例が2件あり、妊婦の羊水過少、早産や胎児の骨形成不全症、腎機能障害なども確認されている。ARBやACE阻害薬は、胎児の血圧低下を招くことで、羊水の減少など様々な副作用を起こす。
同機構は「医師は薬が胎児に与える影響を繰り返し説明し、患者も妊娠判明後は速やかに医師に相談してほしい」と呼びかけている。
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