• No.14310 匿名

    14/09/29 22:21:24

    記事

    <神戸女児遺体>容疑者の黙秘続く 捜査幹部「必ず立証」
    毎日新聞 9月29日(月)21時33分配信

     ◇切断遺体の発見、30日で1週間

     「あらゆるものを押収した。必ず立証してみせる」

    神戸市長田区の草むらで市立名倉小1年、生田美玲(みれい)さん(6)の切断遺体が見つかって30日で1週間。

    死体遺棄容疑で逮捕した無職、君野康弘容疑者(47)=長田区長田天神町1=の自宅アパートの捜索を終えた捜査幹部は言葉に力を込めた。

    君野容疑者は黙秘を続けており、兵庫県警は物証の積み重ねで死亡の経緯や遺体の切断場所を立証する方針だ。

     近くに住む女性は捜索が終わった28日

    「今日は警察の人が冷蔵庫や洗濯機、ふすままで持ち出すのを見た」

    と驚いた様子で話した。

    捜査関係者によると、25日から4日間続いた捜索では室内の指紋や微物の採取、トイレや下水管の残留物まで徹底的に調べた。

    この結果、美玲さんのものとみられるリュックサックや美玲さんの血痕が見つかり、室内で事件に巻き込まれた可能性が高まっている。

     だが、それ以外に県警が公表した遺留品の情報は少ない。

    ある捜査幹部は

    「捜査状況を明かせば犯人しか知り得ない秘密が公になってしまう。容疑者が黙秘している以上、慎重にならざるを得ない」と話す。

    29日夕、接見した弁護士は、この日の君野容疑者について

    「体調が良くなく、接見までの間に取り調べはなかったようだ」

    と話した。

     元最高検検事の土本武司・筑波大名誉教授は

    「物証があれば、容疑者が黙秘を続けても死体遺棄罪で起訴することはできるが、殺人罪なら殺意の立証が必要。状況証拠の積み重ねだけでは十分立証できない可能性もある。黙秘権は容疑者の権利であることを前提に、捜査側は真相を語らせるよう努めなければならない」と話す。

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