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サバ大漁おすそ分け 魚津、水揚げしきれず海岸に
北日本新聞 2014年03月16日 02時57分北日本新聞
魚津市沖の定置網に15日、通常の豊漁の3倍に相当する60トンのサバがかかり、漁船が水揚げしきれなかった大量の魚が海岸に打ち上げられた。住民や観光客らが早速バケツなどに入れて持ち帰り、豊漁の“おすそ分け”にあずかった。 魚津市沖には複数の定置網がある。魚津漁協によると、寒サバが多く捕れる1、2月でも1日に計20トンの水揚げがあれば豊漁だ。12、14日もそれぞれ計50トン以上揚がり、10~15日の6日間では計220トン近くになるという。 同漁協の浜住博之参事は「これほどの大漁は記憶にない」と話す。2キロほど沖にある定置網へ毎日出漁している漁師(65)も「連日、驚くほど捕れた」と話すが、理由は分からないと言う。 港近くや岸壁周辺には、水揚げの際に弱ったり、死んだりしたとみられるサバが流れ着き、岸辺に打ち上げられた。釣り人や観光客らは新鮮なうちに持ち帰ろうと保冷ケースやバケツに集めていた。 経田漁港近くに住む浜多勲さん(72)は、海面を漂うサバを手製の道具を使って次々と拾い上げ「干物にでもして楽しみたい」と話していた。
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