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米、バルト三国軍事協力強化 対露警戒 駆逐艦が黒海方面へ
産経新聞 3月7日(金)7時55分配信
【ワシントン=小雲規生、ベルリン=宮下日出男】
オバマ米政権は緊迫化するクリミア情勢を受け、ウクライナ近隣の同盟国との軍事協力強化を打ち出し始めた。
6日には、米海軍のミサイル駆逐艦1隻が黒海方面に向かっていることも明らかになった。
訓練目的としているが、ロシアを牽制(けんせい)する狙いがあるのは明らかだ。
ヘーゲル米国防長官は5日、上院軍事委員会の公聴会で、北大西洋条約機構(NATO)によるバルト三国領空での警戒活動への関与を強化し、ポーランドとの合同訓練を拡大させると表明した。
国防総省高官は、今週中に米空軍のF15戦闘機6機と空中給油機1機を英国のレイクンヒース空軍基地からバルト三国のリトアニアに移すとしている。
ポーランドとの間ではポーランド空軍との合同訓練拡大のための協議を進める。
また、NATOは、ロシアとの協力関係を見直し
シリアの化学兵器を洋上処理する米艦船の共同護衛のため調整を進めていた計画を中止する。
ただ「政治対話」の扉は開いておくため、大使級のNATOロシア理事会は維持する。
方針はブリュッセルで5日開かれた大使級のNATOロシア理事会で露側に伝えた。
4月上旬に開かれるNATO外相級理事会で正式に決定する。
一方、ウクライナに対しては共同訓練・演習を拡大するなどし、同国の軍事能力向上への取り組みを強化するとした。
ラスムセン事務総長は記者会見で
「ロシアの行動は重大な結果をもたらすとのメッセージだ」と強調、決定が情勢の外交解決に寄与することに期待感を表明。
ロイター通信によるとロシア大使は
「NATOは依然、ロシアに対して冷戦の固定観念を適用している」と批判した。
こうした中、キエフからの報道によるとウクライナ最高会議(議会)では5日、同国が軍事ブロックに参加できるようになる法案が提出。
ロシアの軍事圧力を受ける中、親欧米のウクライナ暫定政権はNATO加盟に向けた動きを進めていく構えだ。
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14/03/07 11:51:33