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- 匿名
- 14/02/15 18:37:49
産経新聞 2月15日(土)7時55分配信
東京都心で45年ぶりに27センチの積雪になるなど記録的な大雪となった8日から9日の雪が残る場所もある中、14日は関東や近畿など西日本から東日本の広い範囲で再び大雪となった。
今回も大雪をもたらせたのは前回と同じ「南岸低気圧」。
気象庁によると、3月にかけて低気圧の発生はさらに増える可能性があり、今後も雪に注意が必要だという。
南岸低気圧は冬から春にかけて本州の南海上を北東へ進む。
発達しながら関東付近を通過し北からの寒気を引き込んで太平洋側に雪を降らせる。
前回だけでなく、昨年1月14日の大雪も南岸低気圧が原因だった。
今回は寒気が居座っていたことで、雨が雪になる上空1500メートルの氷点下3度のラインが関東南部まで下がり、南岸低気圧が列島に接近。
首都圏では朝から雪が降り始め、交通網を乱した。
横浜市で19センチの積雪を記録したように暖かい空気と冷たい空気の境目になり、雪が降りやすくなった地点では予報を上回った。
一方で、関東平野部の多くの地域では、前回ほどの積雪にはならないと予想される。
積もりにくい雪質なのと、南岸低気圧の進路によって雪が雨に変わるとされているためだ。
14日の東京都心の日中の気温は1度前後。
地表の温度が高いと雪が湿っぽくなるため積もる速度が遅く、都心の積雪は8センチだった。
低気圧が本州寄りの進路を取る予想にもなっており、暖気を南から呼び込むため関東は15日に雪が雨に変わる見込みだ。
気象庁によると、今後は3月にかけて北からの寒気と南からの暖気がせめぎ合って低気圧が発生しやすい状態が続く。
気温や低気圧の進路によって、再び雪が降る可能性もあり、気象庁は「今後も雪の予報に注意してほしい」としている。
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