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- 14/02/12 14:14:36
産経新聞
2014年02月12日11時55分
尖閣諸島付近で平成22年、中国漁船が海上保安庁の巡視船に体当たりした事件で、政府は12日午後、当時の中国漁船の船長だった男性(44)に対し、巡視船の修繕費など約1429万円と遅延損害金を求める損害賠償訴訟を那覇地裁に提起する。
巡視船の原状回復費用を求める民事訴訟は初めて。
政府は証拠資料として事件の映像を裁判所に提出するとともに、一般公開も行う。
同様の映像は元海上保安官の一色正春氏が動画サイト「ユーチューブ」に流して騒ぎになった。
中国漁船による体当たり事件は22年9月7日に発生。
巡視船「よなくに」と「みずき」の外板や手すりなどが損傷した。
海上保安庁は損害額を約1429万円と確定し、23年2月に船長に対し損害額を請求。
しかし、船長側が拒否し続け、損害賠償請求権も今年2月20日に時効を迎えるため、時効中断の措置として民事訴訟の提起を決めた。
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