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- 14/01/30 17:01:24
東日本大震災で発生した宮城県石巻市のがれきを受け入れたことで精神的苦痛を受けたなどとして、北九州市民ら296人が市に約3250万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が30日、福岡地裁小倉支部であった。野々垣隆樹裁判長は「不安感は抽象的、主観的なものに過ぎない」として請求を棄却した。
原告側は、震災がれきを全国各地で処理する「広域処理」は不必要な事業で違法と主張。がれきに含まれる放射性物質や有害化学物質の汚染が広がることも危惧され、健康や風評被害の不安に陥ったなどと訴えた。これに対し、野々垣裁判長は「がれき処理が健康を侵害する具体的な危険性を有するとは認められない。受け入れは宮城県知事から要請されており、自治体の行為として不必要とまでは認められない」などとした。
北九州市は2012年9月、震災がれきの焼却を開始。最終的に石巻市周辺の可燃がれきの約2割に当たる約2万2600トンを受け入れ、13年3月に焼却と埋め立ての処理を終えた。
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