新婚旅行中に銃撃 へのコメント（No.67）

エクアドル邦人夫婦殺傷、防犯装置ないタクシー利用
TBS系（JNN） 1月6日(月)10時8分配信

　南米のエクアドルで新婚旅行中の日本人夫婦が銃撃された事件で、現地では防犯装置がついたタクシーの普及が進んでいたものの、２人は装置のついていないタクシーに乗っていたことがわかりました。

　一般的にみられるイエロータクシーには、いくつかの安全装置がついています。まず、助手席には小型のカメラ、後ろの座席にも小型のカメラ、そして赤いボタンがあり、何かが起きた時にはこのボタンを押すと、カメラの映像がすぐに警察に通報されることになっています。

　現地では「特急誘拐」と呼ばれるタクシーと犯罪グループが共謀した短時間の誘拐・強盗事件が多発していて、警察とタクシー会社は「安全タクシー」と呼ばれるこうした車両の普及を進めてきました。現在ではほとんどのタクシーに安全装置がついていますが、５日会見した内務大臣は、２人が利用したタクシーには装置がついていなかったことを明らかにしました。

　「明らかに、そして悲しくも若い（日本人の）カップルが乗ったタクシーには、このシステムが搭載されていませんでした」（エクアドル セラノ内相）

　現地では安全タクシーに似せた違法タクシーが確認されているほか、安全タクシーに乗っていても、装置を知らない観光客などを狙って強盗が行われる例もあるといいます。

　捜査当局は、２人がタクシーを拾った場所の周辺に設置された防犯カメラの分析を進めて、犯人グループの割り出しを急いでいます。（06日09:39）最終更新:1月6日(月)10時8分