匿名
仏週刊紙に「3本腕」の風刺画=五輪招致絡め原発事故やゆ
2013年9月12日
【パリ時事】11日付のフランス週刊紙カナール・アンシェネは、東京電力福島第1原発の汚染水問題を報じる記事で、手や脚が3本ある人物を描いた風刺画を掲載した。2020年夏季五輪の東京開催と絡めやゆする内容で、日本関係者の反発を招きそうだ。
掲載されたのは、手や脚が3本ある力士の格好をしたやせた男2人が土俵上で向かい合う風刺画。審判席には防護服を着た人物が座り、リポーターが「素晴らしい。福島のおかげで相撲が五輪競技になった」と実況している。
別の風刺画では、放射線量測定器のような機器を持った防護服姿の2人がプールサイドに立ち、「20年五輪開催地の日本、プールはもう福島に建設済み」などと説明書きがある。
フランスでは東日本大震災後の11年3月、有料テレビが、被災した仙台と原爆投下直後の広島の映像を並べ「日本は50年間、復興の努力をしていない」とちゃかす番組を放映。12年10月には国営テレビ「フランス2」が、サッカー日本代表GK川島永嗣選手に腕が4本ある合成映像を流し「福島(原発事故)の影響か」とコメントし、いずれも日本大使館が厳重抗議した。
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