線路転落の女性、救助に来た男性の気転で命拾い

線路転落の女性、レールの間で命拾い　救助の男性がとっさに押し入れ電車通過　名鉄

２５日午後３時５０分ごろ、名古屋市熱田区の名鉄金山駅の下りホームで、三重県鈴鹿市の介護士の女性（５８）が線路に転落した。
直後に電車が進入したが、助けに下りた乗客の男性（３９）がとっさに女性をレールとレールの間に押し入れて寝かせ、電車は女性の上を通過した。
女性は電車下から救出され、右腕骨折の重傷だが、一命は取り留めた。
中署によると、同駅に停車する豊橋発岐阜行きの急行（６両編成）が進入してきた際、別の乗客の体が接触し、女性がホームから落ちた。
気付いた男性が線路へ下り、ホームへ上げようとしたが、女性は動けなかった。
電車が近づく中、男性はレールの間に女性の体を入れ、自分は線路脇に退避。
間もなく電車は女性の上を通過して止まり、女性は約２５分後に電車下から助け出された。

産経新聞