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- トピあったらゴメンネ
- 13/06/08 23:51:21
フィリピンの首都マニラで2011年、少女2人を助けようとしてバイクにはねられ、顔の一部を失うなど大けがを負った雌の「英雄犬」が、米国の病院での治療を終えた。犬の名前はカバンといい、かろうじて命を取り留めたものの、事故で鼻と上あごを失った。米カリフォルニア大学デービス校の病院で治療を受けていたが、検査の過程でがんなど他の病気を患っていたことも判明。カバンはいずれの治療も受けることになったという。顔の手術では、上の歯を取り除いたほか、まぶたの再建なども行われた。カバンの鼻やあごの機能は修復することができず、以前と同じ顔を取り戻すことはできないが、今では感染症にかかるリスクは低い状態になっているという。
【別紙】
今日のインクワイアラー紙を読んでいたら、こんな記事がありました。それは、ミンダナオのサンボアンガでの話しです。女の子二人がオートバイに轢かれそうになった時に、かわいがっていた飼い犬が、突然オートバイの前に飛び出し、二人を救った、という話しです。しかし悲惨なことに、この犬は、オートバイの前輪に顔の部分を巻き込まれ、鼻や口の部分を失ってしまう、というケガをしたということです。(これは昨年12月14日に起きています) 今ではケガも治ってきたものの、顔の前の部分がなくなったままです。舌を使って食べることができないので、前足を使って食べ物を口に運んで食べている、ということです。この犬は、子犬の時からこの家族に育てられていた、ということです。一日150ペソの収入しかないこの家族は、自分たちのご飯も満足に食べられない中でこの犬にも平等にご飯を与えていた、ということです。ふだんは家から外に出ることのなかったこの犬(カバンという名前)が、この日に限って道路に出てきていた、というは、何かを予感していたのでしょう。昨年12月16日に同じくミンダナオのカガヤンデオロ市で大洪水があった時に、海に流されてしまった7歳の女の子が、飼っていた犬の背中につかまって助かった、という話しがありました。その時、その犬は、女の子が救助されたのを見届けて、自分は力尽きて海に沈んでいってしまった、ということです。この二つの話しを読んでいて、改めて犬と人間の関係の深さを感じます。ところでこの2例の犬ですが、共にメス犬だそうです。
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