急上昇
匿名
夕刊フジ 5月7日(火)16時56分配信
【気になるこの症状】
“川崎病”は、1歳前後をピークに5歳未満の発症が8割を占める。52年前に発見されて以来、2010年までの患者総数は、27万人以上。原因不明で、なぜか日本での発症が圧倒的に多い。
【増加する現代病】
日本川崎病学会副会長で東邦大医療センター大森病院・小児科の佐地勉教授は、「近年の発症数は年間1万人を超える」と警告する。
「0~4歳の人口10万人対の最新の発症率は約240人。この数字は、大人の急性心筋梗塞の発症率より高い。川崎病は、時代とともに増加している現代病なのです」
発病すると、全身の中ぐらいの太さの血管に炎症が起こる(大動脈には起こらない)。特に心臓の冠動脈に、選択的に強い炎症が起こるという。
【6大症状と後遺症】
症状のほとんどが、ある日突然、38~40度の高熱から始まる。鑑別に重要になる6つの主要症状は別項に示した。
「すべての症状が出現するのは60%、発病4日内で出そろう。80%は5つ以上出る。通常、5つあれば川崎病と診断されます。残り20%の5つ以下が見逃されやすい。必ず小児科専門医に診てもらうことが大切です」
怖いのは、6つの急性期症状ではなく後遺症。急性期に適切な治療がされないと、命に直結する心血管障害を、併発する危険性がある。
「発症3週以内に全体の9%に冠動脈の拡大性病変が起こる。最も怖いのは、冠動脈に8ミリを超えるこぶができる“巨大冠動脈瘤”です」
ただし、病変ができても軽度なら1~2年後に退縮するので、最終的には全体の3%前後に後遺症が残る。冠動脈の狭窄から心筋梗塞を起こすリスクが高くなる。
【7日以内に治療開始】
治療の最大の目的は、炎症を抑えて“冠動脈障害の発生を防ぐ”こと。血液製剤の「免疫(ガンマ)グロブリン」が点滴で投与される。
「冠動脈の拡大は、発病8日目ぐらいから始まります。重要なのは7日以内に治療開始、9~10日目までに炎症を沈静化させることです」
しかし、免疫グロブリンが効かないケースも約15%あるという。
「効かない場合は、ステロイドなど別の薬剤を併用します。それでほぼ炎症は治まります」
再発率は3~4%。後遺症が残れば、抗血栓薬の服用や外科手術が必要になる。これまで川崎病による死亡数は累計で436人。現在、致命率は0・01%まで低下している。
「発病の5人に1人は、症状が6つ出ないこと知っておいてもらいたい。川崎病に詳しい医師は、大きな病院の小児科であればいるはずです」
【川崎病を疑う6大症状】
★36~40℃の高熱が続く
★手足が赤くなる、パンパンになるほどむくむ
★体の皮膚に赤く盛り上がりのない発疹が現れる(大きさや形が一定でない)
★両目が赤く充血する
★唇、舌が赤くなり、口の中の粘膜も赤くただれる
★首のリンパ節が腫れる
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No.5 主 匿名
13/05/07 20:14:08
>>3
私も最初はあれ?って思いましたが、熱が上がったり下がったりするのが続く場合もあるから、そういう意味かと思いました。
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