子供に多い“川崎病”6つの症状見逃すな!

匿名

匿名

13/05/07 19:37:30

夕刊フジ 5月7日(火)16時56分配信

 【気になるこの症状】

“川崎病”は、1歳前後をピークに5歳未満の発症が8割を占める。52年前に発見されて以来、2010年までの患者総数は、27万人以上。原因不明で、なぜか日本での発症が圧倒的に多い。

 【増加する現代病】

 日本川崎病学会副会長で東邦大医療センター大森病院・小児科の佐地勉教授は、「近年の発症数は年間1万人を超える」と警告する。

 「0~4歳の人口10万人対の最新の発症率は約240人。この数字は、大人の急性心筋梗塞の発症率より高い。川崎病は、時代とともに増加している現代病なのです」

 発病すると、全身の中ぐらいの太さの血管に炎症が起こる(大動脈には起こらない)。特に心臓の冠動脈に、選択的に強い炎症が起こるという。

 【6大症状と後遺症】

 症状のほとんどが、ある日突然、38~40度の高熱から始まる。鑑別に重要になる6つの主要症状は別項に示した。

 「すべての症状が出現するのは60%、発病4日内で出そろう。80%は5つ以上出る。通常、5つあれば川崎病と診断されます。残り20%の5つ以下が見逃されやすい。必ず小児科専門医に診てもらうことが大切です」

 怖いのは、6つの急性期症状ではなく後遺症。急性期に適切な治療がされないと、命に直結する心血管障害を、併発する危険性がある。

 「発症3週以内に全体の9%に冠動脈の拡大性病変が起こる。最も怖いのは、冠動脈に8ミリを超えるこぶができる“巨大冠動脈瘤”です」

 ただし、病変ができても軽度なら1~2年後に退縮するので、最終的には全体の3%前後に後遺症が残る。冠動脈の狭窄から心筋梗塞を起こすリスクが高くなる。

 【7日以内に治療開始】

 治療の最大の目的は、炎症を抑えて“冠動脈障害の発生を防ぐ”こと。血液製剤の「免疫(ガンマ)グロブリン」が点滴で投与される。

 「冠動脈の拡大は、発病8日目ぐらいから始まります。重要なのは7日以内に治療開始、9~10日目までに炎症を沈静化させることです」

 しかし、免疫グロブリンが効かないケースも約15%あるという。

 「効かない場合は、ステロイドなど別の薬剤を併用します。それでほぼ炎症は治まります」

 再発率は3~4%。後遺症が残れば、抗血栓薬の服用や外科手術が必要になる。これまで川崎病による死亡数は累計で436人。現在、致命率は0・01%まで低下している。

 「発病の5人に1人は、症状が6つ出ないこと知っておいてもらいたい。川崎病に詳しい医師は、大きな病院の小児科であればいるはずです」

 【川崎病を疑う6大症状】

 ★36~40℃の高熱が続く

 ★手足が赤くなる、パンパンになるほどむくむ

 ★体の皮膚に赤く盛り上がりのない発疹が現れる(大きさや形が一定でない)

 ★両目が赤く充血する

 ★唇、舌が赤くなり、口の中の粘膜も赤くただれる

 ★首のリンパ節が腫れる

コメント

古トピの為、これ以上コメントできません

  • No.5 匿名

    13/05/07 20:14:08

    >>3
    私も最初はあれ?って思いましたが、熱が上がったり下がったりするのが続く場合もあるから、そういう意味かと思いました。

1件~1件 ( 全1件)

*コメント欄のパトロールでYahoo!ニュースのAIを使用しています

投稿するまえにもう一度確認

ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。

上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。